SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

ゆきずりの上司

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大好きな高校野球を存分に観戦できた充実の夏休みだった。

今日はさすがに出社したので、準決勝は録画しておいて、さっき熱闘甲子園を観た。

明石商の狭間監督が、敗戦後の宿舎でチーム全員に対して「俺の最後の夢は20歳になったお前たちと酒を飲みながらあのときはああだった、こうだったと語り合うことなんだ。お前たちのせいで寿命が縮まったから20歳になるまで生きてられないかもしれないけどな」と語りかけていた。

一番印象に残ったのは、「責任を持たせてもらえるような社会人になってほしいというのが俺のおもい」という言葉。

これ、完全に親が子に対して抱く気持ちそのものだ。自分の子と同じ気持ちで年間360日いっしょに練習しているのだ。愛情深い、子だくさんの、幸せなオヤジだ。

狭間監督の足元にも及ばないが、会社で、年の離れた若い社員に対して、親御さんから預かっているような気持ちになることがある。目の前の仕事のなかみ云々よりも、仕事を任される社会人に育ってほしいと思う。そのために自分が役に立つには、どう動くべきか、と考える。

私なんて、相手にしてみれば所詮はゆきずりの上司にすぎない。けど、人生そのものがたまたま与えられた時間なのだから、生きている間に出会う人すべてがゆきずりの人。どのようにすれ違うかは、自分の好きなように決めればよい。

私は、狭間監督のように、自分の存在意義がありそうな相手とは濃く濃く絡んですれ違いたい。遠慮なく、濃く。