SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

原村のアトリエDEF

f:id:sailingpoems:20190608163546j:plainひょんなことから時間がない.comでご一緒させていただくことになったアトリエDEFさんの八ヶ岳営業所へ行ってきました。

きちんと間伐して、手入れされた山と、

荒れた山

を実際に見比べて、「山を守る」とはどういうことか、よくわかりました。

空と風と森と木と土だけでできている、静かで澄んだ場所でした。青と緑と茶色しかない世界。

これは、ひと冬分の薪。薪は、古い順に積み上げます。

お昼は、まかないご飯をいただきました。土かまどに火をおこし、木っ端を手斧で砕いて火が途絶えないようにあおぎ続け、ぐらぐら沸いたお湯に、トウモロコシを丸ごと12本。もう一つの鍋ではご飯を炊きました。これほど甘くて柔らかいトウモロコシは食べたことがなく、すぐそばの畑でとれた野菜をたくさんいただいて、おいしさに感動して写真を撮り忘れました。

肌で風を感じる。口の中で野菜の味わいが広がる。かまどの火の粉が飛んできて痛い。たまに逆噴射してくる火は怖い。火って熱い。ご飯の炊けるにおい。気のせいじゃなくて炊飯器とは確実に違うにおい。煙のにおい。自家製梅干しの肉厚な食感と骨太な酸っぱさ。どうしようもなく酸っぱい。こんなに酸っぱいのは、たぶん売れないからスーパーには売ってない、けど、実においしい。そして絶え間なく、目に優しく流れ込んでくる緑色……写真を撮り忘れたことなんて、もうどうでもいいんです。この半端ない「五感」感に比べたら、ちっちゃなことです。

新宿育ち、虫嫌い、キャンプ経験ゼロの身には、地産地消の揺るぎない本物感があまりにまぶしく、圧倒されっぱなしでした。

病気を経験したせいか、単なる年のせいか、自然と暮らすことの良さが、初めてほんの少しわかった気がしました。

来週からアトリエDEFさんとの新しい試みが始まります。楽しみです。